展示替えを行いました
料を展示しております。
鶴斑毛御彫馬の調製工程品
鶴斑毛御彫馬は、神馬を模した彩色木彫像。檜材を用いて、日本在来馬の容貌を彫刻し、古代最上の馬装「唐鞍」を着けた飾馬です。特色ある白黒斑模様の毛色「鶴斑毛」は、馬体に漆下地を施し、胡粉・墨で彩色をしています。又、鞍具は唐鞍固有の馬装金具を始めとする高度な伝統工芸によって調製されています。
玉佩・玉佩筥・玉筥の調製工程品
玉佩は華麗な古代の装身具。朝廷の儀式で礼服を着用する際に、腰の下から足元に掛けて垂らす佩飾品です。明治以降に服制が変更されましたので、今日では式年遷宮で調進される御料の他に作られる機会はありません。唐花唐草を細密に表した金具や、多彩な玉類の調製技術をご覧いただけます。
玉佩筥は玉佩を納めるための黒漆塗りの筥。金物の形状に合わせて先端を花形とする独特の姿(花先形)をしています。筥の表面は銀平蒔絵による花菱文で飾られています.
玉筥は御玉(水晶の大玉)を納めるための黒漆塗りの筥。希少な古代の漆芸技法である銀平文は筥の表面に銀板を貼り、 漆を塗り重ねて研ぎ仕上げ、最後に彫金をする高度な技です。鳳凰や唐花唐草をきらびやかに表現しています。
刀剣研磨
式年遷宮では神宝として60柄の御太刀が調製され新宮に奉られます。それぞれの御太刀の刀身は刀匠によって鍛錬され、研師の研ぎにより刀身の刃は白く、地鉄は青黒く磨き上げられて美しく仕上げられます。 展示では刀身一振を研磨工程別に区切って、一目で分かりやすく紹介します。また砥石と研磨道具も併せて展示し、
刀剣研磨の技術を紹介します。