7月1日(金)展示が新しくなりました

展示室3・4の「永遠の匠たち―御装束神宝の調製―」で展示している
御装束神宝調製工程品(おんしょうぞくしんぽうちょうせいこうていひん)を
新しく替えましたのでご紹介します

御鞍(おんくら)調製工程品
※御装束神宝の御鞍は日本古来の装飾的な鞍具を用いる「大和鞍(やまとぐら)」の仕様です。
主要部分である鞍橋(くらぼね)の木地彫刻や銀平文による漆芸の加飾技術、
足を収める鐙(あぶみ)鑣(くつわ)に見られる金工技術、
三懸(さんがい)と呼ばれる緋色の撚糸で織られた装飾に見られる染織の技術をご覧いただきます。
今回が初公開となります。

御鏡(みかがみ)の調製工程品、轆轤筥(ろくろばこ)の調製工程品
※神宝で調製される御鏡は和鏡といい、
花鳥や自然の風物などを意匠とした文様を施したわが国独自の美意識が表れています。
また鏡一面に一つの砂型を作り白銅を流し込む丹精込めた調製が行われています。
轆轤筥とは鏡筥のことであり、木地を轆轤で刳って成型し表面に漆を塗って仕上げ平文技法で加飾します。
いずれも開館以来3年ぶりの公開です。

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