特別展「生きる正倉院」に伴い展示替を行います
6月30日より展示室4で「唐組平緒」・「纐纈帛」の調製工程品を展示します。 工程品からは、御装束神宝の調製に用いられる国産素材と調製者の精密な技法が通観できます。 今回は秋に開催されます特別展「生きる正倉院」にむけて、わが国における染色技術ご覧いただけます。
唐組平緒 調製工程品
平緒は、植物で染め上げた11色の絹糸を432本組み合わせて幅広く平たい帯状の組紐に縫い上げられます。
纐纈帛 調製工程品
月読宮はじめ別宮へ奉納される「青纐纈綿御衣」は、奈良時代の技法である板締文様染の纐纈帛を縫い合わせて作られます。板締による纐纈帛は平成5年の第61回式年遷宮に際して復古しました。